今回のテーマは「動きを表す動詞と表現 Bewegungsverben und Beschreibungen von Bewegungen im Deutschen und Japanischen」でした。
ドイツ語の副題にありますように、日本語や他の外国語に堪能な Bauer先生ならではの日本語とドイツ語の違いにも留意した講義でした。
gehen 「行く」と訳される動詞。
日本語と違ってドイツ語には、動詞自体が方向を表すことはあまりありません。日本語で言う、「入る」「出る」「抜ける」「渡る」は、ドイツ語ではどのように表すでしょう?
そしてドイツ語では「行く」という動作において「どのように行くか」を含む動詞が多くあります。たとえば「気取って歩く」「歩きにくいものの中を歩く」を表すドイツ語をご存知ですか?
hüpfen stöckeln torkeln waten stolzieren schweben trampeln …
gehen 一つとっても語学の奥深さを感じられる、たいへん充実したセミナーでした。
アンケートでも、今回のテーマの続編を希望されるお声も複数頂戴しています。ありがとうございました。